会期が1日延長された「フレデリック・バック展」東京都現代美術館の展示が本日10月3日(月)18時で終了しました。
最終日、時間ぎりぎりまで多くの人たちが来場し、各展示会場からは驚嘆と感動が、ひしひしと伝わってくるようでした。
アニメーション監督の高畑勲氏も述べているように、東日本大震災、福島の原発事故、こういうときだからこそ、武器や戦争、公害や自然破壊の無い、平和な社会つくりに近づいてくれればと願ってやみません。
「もしきみが平和をのぞむなら、どうかアニメーションで平和を用意してほしい。きずなを結び、愛し、理解するために作られるアニメーションで!」
(フレデリック・バックのアニメーターに向けたメッセージカード/公式カタログより)
当初の最終日だった10月2日の会場風景(公式ページより)
圧倒されるほどの描きこみ。4重ストロボ(スタガード・ミックス)の指示を書き込んだタイムシート。「つや消しセル」への直接作画。
今回見逃された方は、旅行をかねて、来年の札幌の展示に行かれることをおすすめします。
2012年3月17日(土)〜5月27日(木)
休館日:4月23日までの月曜休館
会場:
札幌芸術の森美術館
映画上映の情報はこちら。10月8日より吉祥寺、10月15日より大阪で上映。
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