首相、脱原発の代表と面会へ 抗議行動拡大で危機感 8.2 共同
「脱原発デモ」の広がりに(野田首相は)危機感を強め、姿勢の転換(今までの、脱原発メンバーには会わない→面会了承へ)を、余儀なくされた。
ただ関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働など原発政策の政府方針は変えず、(メンバー側に)理解を要する考えだ(記事より。()内の補足は編集部)
ここ数ヶ月間、主催の首都圏反原発連合は、「BS朝日に出演しての訴え」「脱原発をめざす国会議員との対話のテーブル」など、一歩一歩野田首相を追い詰め、また何よりも、官邸前・国会包囲、さらに全国各地のデモ・抗議の拡大が、野田首相を心理的に追い詰めたもよう。
単なる一般市民が、抗議活動を通じて、首相に直接面会が実現するというのは、歴史的にもまれな出来事ではないでしょうか。
追加:
・8月3日、IWJのインタビューで、首都圏反原発連合のメンバーの一人は「首相に会うのが目的ではなく、あくまで目的は原発をなくすこと。再稼動前提の面会、また、面会自体の中継や取材ができないようであれば、面会するつもりはない」と、語っていました。
・同じ8月3日、大阪橋下市長は
「社会にはルールがあり、一国の首相と会わせてくれと言って会えるものではないと思う。とにかくデモをやれば民主的なルールをすっ飛ばせるというのは違うと思うし、直接会えば原発問題が解決するという話ではないと思う」などと発言していますが、反原発連合は、最初から「野田面会」を要求してはいないとのこと。