GyaO!ストア 夏休み・アニメで得するキャンペーン
http://streaming.yahoo.co.jp/special/crosscategory/summer/
GyaO!から「アニメを買えば350円分タダ!」「アニメを購入するとYahoo! ポイント350円分もらえる!」「アニメを買えば1本タダ!」と、子供や若者をターゲットにした売り文句をやたら連呼したダイレクトメールが送られてきました。(作品を、まるで品物か道具のように扱っているのをさらけだしている点も気になりますが)。
アニメ製作母体は、「製作委員会」に代表されるような、アニメ利益共同体として複合化され、問題を回避するシステムを構築・実現したわけですが、大きな流れを捉えれば、これらの商品(作品)は、アニメーターをはじめ、多くのスタッフが、自らの生活を保つ最低基準の2分の1以下の制作費で発注されて成り立っています。
350円タダ!、とありますが、大もとのアニメ作品の絵(動画)1枚の値段は平均190円という安さ(※1)なのです。このタダ!キャンペーンで、仮に利益が出たとしても、それらは現場には一切還元されず、版権・複製利益を山分けするアニメ利益共同体の儲けになります。儲けが出たからといって、次回から制作費が上がるということはめったにありません。
ちなみにインターネットのアニメ配信は右肩上がりの利益で、100億を超えたと報じられています。(※2)
ある子供向けテレビアニメでは「視聴率も上がっていて、商品も売れているのに、テレビアニメの制作費だけなぜか年々削減」という不思議な現象が起こっていました。「制作資金が集まらないから」というのが理由でしたが、制作現場の人達は、みな納得できませんでした。
このような構造は何十年も変わっていません。70年代にこれらを分析した資料が見つかりましたので、また別の機会にご紹介できればと思います。
(※1)…日本国憲法、最低賃金法などから換算すると、動画の値段は、最低でも1枚あたり250円+月額6万円の最低保障が必要です。
(※2)…アニメ産業(4)海外展開に活路を(7.9付 asahi)
http://www.asahi.com/business/topics/keizainavi/TKY201107080261.html?ref=reca