労働運動総合研究所(労働総研)は、労働総研ブックレットを創刊、第一号は
「フランス、イギリス 働くルールと生活保障の最新事情 日本が学ぶことを探す旅」(労働総研仏英調査団編)です。
週35時間労働制、1~2年の長期休暇を楽しむ労働者、バカンス・失業保険・失業扶助・ハローワークの充実など、フランスやイギリスの労働環境が紹介されているようです。
日本のアニメーション界と比較してみるのも一考です。
「労働運動総合研究所」は、1989年、労働運動と国民生活の充実と向上を目的として設立された研究組織。目的に則した理論研究、労働運動の前進に実践的に役立つ政策立案のための調査研究、資料・情報の提供などを行なっています。
労働運動総合研究所ホームページ:
http://www.yuiyuidori.net/soken/
インターネット通販:
紀伊国屋書店 BOOK WEB

目次
1 フランスの労働者生活と生活保障
「週35時間労働制」の現在/バカンス発祥の国/最低賃金と国民・労働者の生活/
フランスの生活保障制度/さまざまな現物給付が労働者・国民の生活を支えている国
2 イギリスの働くルールと福祉政策
「長時間労働」の国/全国一律最低賃金制度確立から10余年/失業者への生活支援/
「ゆりかごから墓場まで」―手厚い生活扶助制度/
安定した雇用の確立へ―非正規労働者の権利保障/イギリスの解雇規制
3 日本が学ぶこと――人間らしく働くことのできるルールの確立めざして
フランスのバカンス・有給休暇―土台に労働組合の力が/
働くルールを国の法律として確立する―労使自治の国から法律による規制へ/
イギリスの最賃(最低賃金)闘争―すべての労働者を視野に労働条件底上げ重視/
「富をつくるのは労働者」―企業主義の克服/財政問題を考える