タイアップは映画やアニメの世界だけではなく、年々義務教育の現場に加速的に浸透しています。
2010年7月7日、多くのニュース欄で、以下の内容の記事が一斉に報道されています。(以下文面は朝日コム及び日刊コムより)
『SMAPの木村拓哉(37)主演映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(12月1日公開予定)と文部科学省がタイアップしたポスター約6万部が、7日から全国の小学校などに配布されることになった。文部科学省は6日、同映画のポスターを基に子どもたちの理科への関心を高めるための啓発ポスターを発表。ポスターの木村は映画に登場する戦闘服姿で、隣には「宇宙の未来、つくるのは君たち。」の標語があしらってある。』
宇宙戦艦ヤマトや東宝株式会社とタイアップした文部科学省による理由説明のページはこちら:
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/07/1295591.htm
1970年頃までには見られなかった特定の映画、アニメ、タレントなどのビジュアルを広報強化に盛り込んだ国家的ともいえる方針は、今後も盛んに行なわれ、小学生の生活の中に公的に入り込んで行くものと見られます。今回は、映画のPRになるという理由で、ポスターの関係経費は東宝株式会社が持つとの事です。