9月7日に放送したテレビ東京の経済ニュース「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の特集:「大転換」第一夜、「9.11から10年/さらば消費大国」。
同時多発テロ、イラク戦争、住宅バブル、リーマンショック…。財政赤字と株価不安定が続くアメリカで変化が、と、同番組ではアメリカの一ライフスタイルを紹介。
「消費が絶えない以前の生活に疑問を持ち、借金があったり、お金を稼いでは使うという悪循環。それは幸せとはいえなかった。9.11以降の戦争はいやだった。」
その結果、物を持たない生活、小さくシンプルで、堅実な消費スタイルへの変化した夫婦。逆に夫婦間のコミュニケーションの時間が増えたといいます。
「住宅ローンのために必死に働くような生活ではなく、ボランティアをしたり自然を楽しむ生活をしたい。」
電子レンジもなく、必要最小限だけでできた小さな家:タイニーハウス(Tiuy House)を自分で建て、太陽光で発電、野菜を自家栽培する女性。いまアメリカには1000戸のタイニーハウスがあるそうです。
「収入は減り、物の価格が上がるので買う量が減った。
スーパーでは、安いものではなく、良いものを、注意深く買うようになった。」
節約を楽しみ、量よりも質、大量消費から小さく賢い消費に変わりはじめた人たち。この現象をスペンド・シフトと呼ぶある研究家は、景気回復の鍵にもなると述べています。
まるで映画「キャピタリズム」の続編を見ているような感じでした。わずかな一面にすぎないかもしれませんが、新しい可能性の一端につながればと思います。(管理人)