スーパーハイビジョン、16年にも試験放送(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20121215-OYT1T00421.htm?from=tw
(以下記事より抜粋)超高画質の次世代テレビ放送技術・スーパーハイビジョンの試験放送を、NHKが2016年にも始める方向で検討に入ったことが15日、分かった。
スーパーハイビジョンは現在のハイビジョンの16倍の画素数があり、(中略)
現在のテレビでは視聴できないため、日本の家電メーカーの活性化にもつながると期待されている。(太字は編集部)
※画面の高解像度化は、安い予算で作られているアニメーションを含む、テレビ番組の現場労働・下請会社圧迫に直接的な影響を及ぼします。今まで使ってきた機材やデジタル・テープ類が使えず、買い替えになり、その費用は下請会社(番組制作会社)負担になります。テレビ・アニメでは、高解像度化・地上デジタル化にともない、一部で大判作画(テレビ放映やブルーレイ化など、高解像度化のため、従来より大きいサイズ(面積)の作画用紙の使用・作業を言い渡される)や、高解像度データによる納品(レンダリング、素材の読み込み・書き出しなどに時間がかかる)を強いられ、そのまま労働時間、フリーの場合は作業時間の増加につながっています。もちろんその分の下請会社への追加製作費、労働者への手当て、フリースタッフへの割り増し報酬などは支払われません。
テレビ画像は、現状で十分すぎるほどクリアであり、逆に、子供を含む視聴者の眼の負担になるぐらいの過剰輝度・コントラスト、シャープネスの広面積均一化を有しています。70年代、アメリカの研究機関では、当時のブラウン管テレビ・モニターでさえ、健康に有害であるという研究発表がなされています。しかし、朝日新聞が一回報道しただけで、その後、(ポケモン事件を除き)、モニターの有害性の論議は事実上可視化されていません。彩度の高い「赤・青」映像を使用する3D映像への注意喚起なども(暫定的ガイドラインは作成されましたが)一般の間には普及していないように思います。
NHKや家電メーカー、総務省など関係諸団体は、テレビ受信機の一新という経済負担を強いる画面の高解像度化よりも、子供や老齢層を含む、視聴者の眼に優しい開発、さらには公正・公平な放送努力の方に力を入れるべきです。(AT)