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アニメレポートとは
映産労(映像文化関連産業労働組合/旧:日本映画放送産業労働組合)は、1965年に結成された労働組合法にもとづく個人加盟(オープンショップ)の労働組合で、映像・文化関連の仕事で働く人なら誰でも加入できました。2019年1月に高齢化その他の理由により、解散となり、現在は、元組合員OB有志が研究団体と情報発信の場として継続しています。
1960年代、ガリ版刷りのペラのレポート発行に始まり、1975年には、不定期の「アニメれぽーと」(B5版冊子)が初めて発行。商業アニメーションの現場で働く、オープンショップ組合員たちの手によって発行された、日本ではじめての本格的・小冊子の登場でした。 制作現場の実態を、誰にもわかりやすく伝え、改善の手立てにする目的で、発行は1980年代の半ばまで続きました。多くのアニメ研究が政治の問題をタブー視するなか、アニメ現場の問題点は政治問題と繋がっているという視点を外さず、勉強会や様々な活動を続けました。その後、編集体制を維持できず、「アニメれぽーと」は休刊となりましたが。2005年、インターネット版として「アニメレポート」(当ウエブログ)を復刊。非営利・学習・研究目的により運営開始。「ネット版アニメレポート」は、映産労・旧アニメ対策委員会の公式ページでした。 現在はアニメより緊急な命や生活に関わる問題の情報を優先掲載しています。 This page is blog of "Eisanro".In Japan. We are open shop's labor unions of a movie, television, animation, and a culture industry. -Anime Report Japan- ★連絡先(Contact): ブログ管理人(アニメレポート編集部員有志)mall: minosiwa☆gmail.com (☆を@に変えてください) ※マナー違反の書き込みが多いのでコメントやトラックバック機能は休止中です。 ★リンク 地震があったらまず確認 ●福島第一原発ライブカメラ 労働組合(友誼) ●映画演劇アニメーションユニオン ●映画演劇労働組合連合会(映演労連) ●映演共闘 ●日本民間放送労働組合連合会(民放労連) ●全国労働組合総連合(全労連) 映像関連ガイドライン ●NHKと日本民間放送連盟によるアニメーション等の映像手法について ●テレビ東京によるアニメ番組の映像効果に関する製作ガイドライン ●放送コンテンツの製作取引適正化に関するガイドライン アニメーション団体(友誼) ●アニメーションミュージアムの会公式ホームページ ●NPOアニメーションミュージアムの会公式ブログ 労働関連 ●首都圏青年ユニオン ●首都圏大学非常勤講師組合 ●フリーター全般労働組合 ●ユニオンチューブ ●国公労連 ●エキタス 原発事故・放射能関連 ●CNIC 原子力資料情報室 ●さようなら原発1000万人アクション ●首都圏反原発連合 ●みんな楽しくHappy♡がいい♪ ●たんぽぽ舎 ●子どもの安全な場所での教育を求める 福島集団疎開裁判 ●パパママぼくの脱原発ウォーク ●日本の大気拡散予報(日本語スイスサイト) ●Upcoming events(世界の脱原発行動の情報ページ) ●新・全国の放射能情報一覧 ●FukurouFoeTV ●SAFLAN-TV 独立メディア ●I W J ●OurPlanet-TV ●IWJ・English 3.11 chronicle ●fotgazet ●8bitnews ●田中龍作ジャーナル ●レイバーネット日本 ●民の声新聞 ●ラジオフォーラム ●デモクラTV ●デモクラシー・ナウ! ●マガジン9 ●リテラ ●弁護士ドットコム ●News for the People in Japan(NPJ) 新聞・雑誌・ニュース ●東京新聞 ●しんぶん赤旗 ●週刊金曜日 ●琉球新報 ●沖縄タイムス ●BIG ISSUE ●DAYS JAPAN. 市民組織 ●グリーンピース ●シャプラニール ●食の安全・監視市民委員会 ●市民科学研究室 ●ヒューマンライツ・ナウ ●パレスチナ情報センター ●明日の自由を守る若手弁護士の会 ●国境なき医師団 ●STOP秘密保護法大集会・実行委員会 ●のりこえねっと ●武器輸出反対ネットワーク:NAJAT ●C.R.A.C. ●TQC 海外メディア ●アルジャジーラ ●ハンギョレ ●ロイター ●CNN ●AFP ●ウォー・リークス 食事・お酒 ●ビア&カフェBERG 憲法・法律 ●放送法 ●著作権法 ●労働基準法 ●労働組合法 ●下請法 ●日本国憲法 ●世界人権宣言 ●国際人権規約 ●人種差別撤廃国際条約 TPP・ACTA・著作権・表現規制・マイナンバー ●そうだったのか!TPP ●アジア太平洋資料センター:PARC ●project99% ●自治体情報政策研究所 ●漫画・アニメ・ゲーム・映画の表現規制問題 地震・災害情報 ●気象庁・地震情報 ●Japan Earthquakes 出版 ●合同出版 安保・大学・研究団体 ● 安全保障関連法に反対する学者の会 ●安保法制と憲法を考える首都圏大学・市民有志連絡会 ●リデモス ●軍学共同反対連絡会 ●安保関連法に反対するママの会 ●解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会 ※全国に点在する映産労の組合員の皆さんへ ・身のまわりのニュースや情報を編集部あてに送ってください。ネット版アニメレポート掲載用の記事もお待ちしています。メールで可。 ※「アニメーション」とは…ラテン語のアニマを語源とする仏・英語。生気,活発,活気,快活,元気などの意味があり、のちに映像用語としての意味がつけ加えられる。「アニメ」は、日本におけるアニメーションの略称で、フランス語のアニメとは異なる。英仏圏以外の国での発音は「アニマシオン」など多種が存在する。(アニマの語源はインド‐ヨーロッパ語族の「ane-」=呼吸)。 カテゴリ
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(その1の続き)
●基本申し入れ以外の懇談部分の採録 以下は、要望書のほか、口頭によるやり取りの一部(アニメーションにかかわる部分のみ)を、筆記メモから採録したものです。※すべて常体表記に統一。()内は編集部による補足。※は同じく編集部による注釈。 ■テレビ朝日 (テレビ朝日・けやき会議室A 10:00~) 出席者 ・テレビ朝日側 2名(総務部長(他2職務兼務)、総務担当部長) ・テレビ朝日労組 2名 ・労働組合側 17人 (申し入れを受け、組合全体に対して) テレビ朝日:(いただいた申し入れにあるような問題点は、仮に)各部署・管理担当者から(総務のほうへ連絡や指摘が)あがってくれば、(こちらとしては)対処している。直接、総務部に電話いただいてもよい。電話をいただければ対処する。また(今回ご指摘いただいた、主に舞台美術の要望に関して)改善している部分もある。 (申し入れ内容全体をみて)身の引き締まるおもいだ。2つの側面がある(とおもう)。(毎年各局に)申し入れしていても成果があがらない(というのは、ひとつには)、個々の契約の条件が、番組ごと、会社ごと、働く人(の形態が)さまざまになっている(側面がある。もうひとつは)番組に割り振られたお金をどう使うかは、各プロデューサーの裁量にまかせている(という側面がある)。 アベノミクスで(局の)収益が上がっても、(結局、要求解決は)個々の話になる。しかし(当社では)他局以上にものづくりの現場を大切にしたいとおもっている。(たいせつにする姿勢のなかから)収益を上げていきたい。(しかし)やはり(申し入れの内容は)各会社の個々の問題になってくる。 (当社は)昨年1年間の視聴率・トレンドタイムでトップになった。(これは)開局以来初(のできごとで、たいへんありがたいとおもっている。 (当社の)中期経営計画(※実施期間は2011年~2013年)の一番の目標=番組を中心としてひろがりをもつコンテンツのトップ企業となる、いい番組をつくる、をベースをして(これまで)努力をしてきた。 安倍政権の強いメッセージ(発信のおかげ)で、(安倍政権自体は)何の施策もしないが、結果的には景気はうわむいている。一時、(放送)各局は、(北京)オリンピックに製作費をかけ、他(の製作費)をけずっていた時期もあった。しかし、(現在は)総合的に視聴率をとれるように進んでいる。編成も予算配分に苦労している。製作費が上がっていないと(制作現場の方には)とられているかもしれないが、会社(テレビ朝日)は「経営努力をしている」と公に明言している。あと1年、(中期経営)計画を達成して、前途明るいテレビ業界をつくっていきたい。 (当社では)相手の仕事に感謝するということを一生懸命(実践)している。(ご指摘の)当社社員のアニメ現場で(の不適切発言)については、(担当部署に)伝えておく。(※編集部注:この件は個人情報をともなうのでインターネット上での詳しい公開は控えます。) (アニメについて)契約書の紙がない問題についても改善したい。 以前、(過去の申し入れ内容のなかで)時代劇の制作が途絶えて(技術の蓄積も途絶えるという内容)、というのがあったが、(当社では)「信長」をスタートし、高視聴率も得ている。(要望のひとつに添えたのではないか)。 組合1:かつて(80年代)アニメーターの低単価の窮状を報じたのはテレビ朝日のニュース・ステーションであり、アエラであった。報道ステーションは他局に比べれば原発報道などは健闘しているほうだと思うが、しかし、昨年夏、20万人の市民による国会大包囲は報道しなかった。国会を20万人の市民が360度囲むという大規模な出来事を、テレビのニュースで報道しないというのは、常識的に見ておかしいのではないか。個人的な話で恐縮だが、それ以来、私はテレビの視聴をやめ、ネットの市民メディアに切り替えた。テレビを捨てたら視聴時間が減るかと思ったら、311以降、ネットメディアはかなりの数と質・量の充実をみせており、テレビがなくても不便を感じないどころか、逆に視聴時間が増えたほどだ。経営や収益の安定や、良いコンテンツを作り広げていくなら、長期的にみて、もっと市民目線の方向にするべきではないか? (※このあと、組合側は2班に分かれ、TBS・テレビ東京、フジテレビ・日本テレビ、それぞれに申し入れを行ないました。今回は、編集部が参加した後者のチームのみ採録します。) ■フジテレビ (18階会議室 13:20~※組合側の交通の事情等で予定の13時より20分遅れでスタート) 出席者 ・局側:労務担当部長1名、人事部3名 ・フジテレビ労組:1名 ・組合側:11名 (申し入れを受け、組合全体に対して) フジテレビ:申し入れの件は各職場に話す。働きやすい環境をつくるよう、改善できるところは改善すべく努力している。 アニメについては、実際に現場を見てきた。大変だ、とおもった。(1秒)24コマで撮影するなど、(制作する)時間、労力など(大変であることが)よくわかった。 (申し入れをうけて) 何が(こちらに)できるかは、これからだが、考えていきたい。 (アニメ組合1に対して) 本日報告していただいた現場の問題点は、当社の番組に該当するものか?確認したい。違う場合、私が(該当部署に)けんかをうることにもなりうる。 組合1:説明不足で失礼した。お話した問題は、主にテレビ東京の事例で確認されたものであり、フジテレビの番組での確認は現在報告されていない。しかし、アニメ業界全体で、そういう問題も起こっていることを理解していただきたいので、参考事例としてお話した。 フジテレビ:了解した。 (再び、組合全体に対して) フジテレビは現在、視聴率が3位~4位になっている。プロデューサーが(今日いただいたような問題を)理解していれば、改善可能ではないか(とおもう)。 視聴率の低下は営業収入が落ちる(ことにつながる)。(その影響が)皆さんに反映しないようがんばっていきたい。 個別の各会社への反映はむずかしい(部分もある。しかし当社では)「もっとプロジェクト」(を実施)、通用口(の閉鎖)を1時間遅くしたりしている。お金はかかるが(フジテレビ社内常駐の)多数のスタッフに喜ばれている。通用口の利用時間を1時間多くするだけでも現場のスタッフはとても助かる。(震災後控えていた)オフィスビル1階の照明も明るくした。(照明を明るくすると)気分も明るくなる(という理由だ)。3月1日、4日には(例年にひきつづき)食堂を無料開放した。(食堂利用者の)人数も倍増した。 労組(アニメ1):食堂開放の日は、番組の外注スタッフや下請・孫受けなどのアニメで働く人も利用してもよいのか? フジテレビ:社内常駐スタッフが主な対象ではあるが、基本的には、実際に(フジテレビの番組制作で)働いている人であれば、社外の方にも来て欲しいとおもっている。ただ、それによって、全然関係ない人が来てしまうと、それはそれで難しい問題になる。この件の担当者は別におり、私からはしっかり返答をできない部分のあるが。例えば、番組の役者さんは利用していただけるが、マネージャーさん(の利用は)ちょっと…(困る)という部分は存在する。 ■日本テレビ (9階・9A会議室 15:30~) 出席者 ・局側:総務局総務部部長1名、総務部担当部長1名、傍聴3名(うち1名は労務部) ・日本テレビ労組:1名 ・組合側:10名 (申し入れを受け、組合全体に対して) 日本テレビ:(私どもの局は)製作体制委員会があり、(いただいた)要望書を公式資料として提出し、説明している。(その結果を)ひとつの指針にまとめあげるのはむずかしい。 皆さんは同じことを局に言っている(とのことだが、それは、ただ単に話を)聞いただけ、にはならないだろう。(私たちも)製作体制委員会をつついたりして(改善の努力はして)いる。(しかし)まとまった約束をすることは(ここでは皆さんに)言えない。 労働時間(の件)は、(いま)あらゆるところで問題になっている。毎週、(日本テレビの)社長、局長が出席する会議でも、労働時間や休日(の現状など)の報告があり、問題があれば人事担当から(その現場に)指示が出る。(しかしそのことによって)グループ会社や孫受け会社にしわ寄せがいっては良くない。(労働時間などの不正は)国全体としてゆるされない状況になってきたようにおもう。 (申し入れの)要望の件は、各所にフィードバックする。くりかえし、こういう会議の場を持っていくしかない。 日本テレビは委託(スタッフ)が多い。(なので)直接労働時間の調査はできない。(しかし)制作(会社・スタッフ)全般がうまくいくように、社内で意識をたかめて努力をしていきたい。 ■民放連 (民放連・5階会議室 17:00~) 例年通り、組合員全員にペットボトルのお茶が出される。商品名は伊藤園「お~いお茶」(原材料名:緑茶(日本)、ビタミンC)+紙コップ×1 ・主席者 民放連側:事務局・会長室長1名、会長室1名 組合側:19名(民放労連7名含む) (アニメの現場からの口頭説明のあと) 組合(アニメ1):ご質問がある。(下の書類を民放連2名に提出。他組合員には回覧用にで2枚を渡す) 2012年10月、インターネット上に、資料のような文章が出され、様々なブログやツイッター等にコピー・ペーストされ、問題になっている。 (※注:「扇動メディアに支配される社会『日本は選ばれた人間である我々によって白にも黒にもなる』民間放送連盟会長 12/10/15 PM03 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=269651) これについて、ご存知であったか? ご存知の場合、これは事実か、多少のニュアンスの違いがあるのか、あるいは事実無根なのか、今後の信頼関係にも影響するので、教えていただきたい。 民放連:私は知らなかった。だが私個人としては、会長が、この発言を行ったものとはとうてい思えない。 おおやけの発言の際は、私は同席している(のできづくはずだ)。少なくとも、会長の場(立場?)として、この内容を発言したとは信じがたい。また、この情報源も(この資料をみる限り不明ではないのか)…。 (申し入れを受け、組合全体に対して) 民放連:毎回厳しい状況だ。(特に現場で)技術継承がされていないというのが一番気になっている。(以前ご報告いただいた)チャンバラが作られなくなったというのは、具体的にまずいとおもいっている。アニメ(制作)も(国内)空洞化している。これもまずい。 (しかし)国は、ようやくハードではなくソフトに目を向け始め、コンテンツの海外展開などに予算がつきはじめた。(これは、わたしたちの)後押しの材料だ。 広告(売り上げ)についてはよくなっているが、(まだ)現場に還元されていない(とおもう)。(広告が回復したからといって)いきなり(局が)よくなるわけではない。(現状は各期の)決算ごとに、少し明るさが見えるかも、というところだ。 これまでは(不況で)各局は厳しく(制作費などを)抑えてきた。(現在)全体的な明るさが(少し)見えてきても、それは短期的なものだから、長期的に考えていかないといけないし、(そうしなければ)人も定着しない。 (過去の申し入れで)時代劇の制作から一斉に(テレビ局が)引き(技術継承がなされない)という指摘があったが、現在、若干(時代劇を)作り始めた。放送できるかは別(問題)だが、年齢層も高いといわれるBSなどで放送するのも(一案ではないかと思っている)。 組合(アニメ2):(わたしたちの組合では、舞台美術など、主に制作会社)企業のトップと話し合いの場をつくろうという案が出ている。(実現した場合)、民放連として話を聞く可能性はあるか? 民放連:むずかしい。皆さんがた、現場の話は、こうやって聞くことはできるが、経営者が(例えば)民放連に話をもちかけた場合、(民放連)事務局が受けることはない。民放連には(労働専門部会など)いろいろ(な部署が)あり、(事務局は)それぞれの場で(やってほしい)と伝えるだろう。そうなると、(あとは)各局個々で(の話し合い)ということになる。 (ただ、各企業)トップの方同士の話し合いは(可能性として、やる意義は)あるとおもう。初の試みとしてやってもいいとは思う。(ただ)こちらからは、やりなさいとも、やるなとも言わない。(だからあとは)個々の経営判断でやってもらう(しかない)。 組合(アニメ2):民放連が聞く耳をもっているとなると、(企業のトップらが一箇所に)集まる可能性があるかもしれない。 民放連:非正規(労働者問題)など、(現在、国の)労働関連法制が一気に変わっているので、(民放連の)労働専門部会など(担当部署が、その対応に)手一杯で、それ以外(の問題に)手が回らないのが実情だ。 組合(アニメ2):組合も、民放連も、テレビ局も、どこもイニシアチブをとらないという話になると、解決にはならないと思っている。 組合:(実際にコンテンツを作っているのは、現場の)スタッフだ。 (時間が来たので終了になった) ■そのほか そのほか、アニメの各組合の参加者らは、今後の問題について、空き時間を利用して非公式に懇談したり、他の組合と交流したりしました。 以下はそのメモのほんの一部です。1日の複数の組合員の雑談の中から、アニメに関連する部分のみ拾い、ランダムにメモしておきます。 「アニメ関連の労働組合の組織率は年々低下している。」 「現役世代がいなくなったら、継続はむずかしいのでは。」 「それは他のフリーユニオンにも共通しているのではないか?」 「争議中の人からは、争議が解決するまで死なないでくださいと言われる(笑)」(70歳代の方の発言) 「今後のことを考えなければならない。」 「複数の組合をひとつにする方法もあるのでは。」 「組織率の低下は政治的構造の問題もある。そこを解明・対処しないと、やはり組織率は低下する。現在NPO法人はじめ、複数の非営利団体や協会、学会などが活動を続けているが、商業アニメの問題解決にはすぐにつながっていないように見えるし、現場の未組織スタッフの関心もいまひとつにみえる」 「自分の生命・生活や権利を唯一守ってくれる法律であるにもかかわらず、労働組合・労働法のことは、国も、学校も、アカデミズムも、家庭でも教えていない。労働組合の存在・歴史・役割自体を知らない世代が増えて多数となった。それも組織低下の一因。」 「ものづくりの質や、職場のモラルなど、戦後あたりまえだったことが、現在に引き継がれていない。どこかで語り継ぎがストップしている。」 「昔、仕事場では、おかしいことがあると、注意する大人がいた。今それをいうと首を切られたり、仕事をもらえなかったりするから、みな、自分の生活を優先して、おかしいことがあっても、誰も何も言わない社会になってしまった。」 「労働組合の機能も有する包括的な研究組織はどうだろうか。」 「労働組合として活動しつづけることに意義がある。」 「今のアニメに働く大多数の人は、労働組合に近づきたいとは思っていない。新自由主義などの立場に立つ歴代自民党政府や、右翼、石原慎太郎や、橋下徹などが、労働組合をあれだけメディアを通じて攻撃すれば、そりゃ一般の若い人たちは労働組合に近づきたいとは思わないだろう。それが当然の心理だ。恐怖感さえ持っているとおもう」 「それはやはり戦前から国や警察に弾圧されてきた日本の共産党に対する無意識の恐怖感と似ている。恐怖感はあるが、歴史的にどうだったか、一般の人はなかなかそこまで調べない。なので恐怖感だけが潜在的な印象として残る。」 「国政選挙などの投票によって労働運動が一気にかわることはない。」 「労働組合として力強く活動することがだいじだ。」 「このテレビ局への申し入れも、最初はフジテレビなどは門前払いで、名刺を出しても、先方の名刺はもらえなかった。しかし、何十年も地道に通い続けて、やっと今では普通に会ってくれるようになった。」 「実はテレビ局も、こちらが報告する現場の情報を得ることで、いろいろ知ることができて助かる部分もあるとおもう。何十年も前、某局の応対者は、その後、経団連の映像関連政策機関の一員に昇格した。総務部にいただけでは、アニメの現場の状況や情報などはわからない。ある意味、私たちの話す情報をうまく利用したともいえるかもしれない。」 「フリーユニオンは便利だと思う。映産労や映演アニメユニオンなどにしても、フリーやアルバイトで職を転々としても、仕事が、映像・演劇・アニメ・文化など、どれかに関係していれば、ずっと一つの組合加入で済む。だいたいものづくりが好きな人は、転職してもものづくりの仕事に就くことが多いかもしれないし。」 「組合が、局や一般の人を含めた話し合いの場や、若いスタッフの懇談や情報交換の場を作るのも有効ではないか。」 「最近、一般のフリーユニオンで、そのようなお茶会をよくみかける。それはジャニカでもとりくまれている。」 「アニメの仕事は特殊だ。常に締め切りに追われている。だから、この日に集まろうと呼びかけても、仕事の締め切りやスケジュールが合わないと参加できないという側面がある。これが一般の会社であれば、9時~5時まで仕事して、夜は集まることができるのだが…。」 「そういう意味からも、アニメの懇談会などは実現しづらいかもしれない。」 「しかし、実際に会って話し合っていくことは重要だ。」 「みんな、映画が1000円で見られる制度は利用してるかな?」)(映演共闘より) 「最近は、禁煙化も増えたし、仕事場でお酒を飲みづらくなった。昔(70年~80年代ごろ)ものづくりの現場では、夜遅くまで仕事して、朝まで飲んで、というのは、アニメでも舞台美術でも、あたりまえだった。」 「飲まない人が、朝出勤して来た時、アルコールの臭いがぷんとするのが不快のようだ。」 「昔のほうが異常だったのかもしれない。」 「ただ、人によっては、そういう人間くささが作品に表われると主張する人もいる。」 「酒は、ふだん昼間、仕事中には話せないような、腹をわった人間同士の生の話し合い、コミュニケーションを作るのに役立っているとおもう。」 「首都圏青年ユニオンの河添さんの活躍は、自身のツイッターや、組合HPの更新をうまく利用して活発で信頼できるイメージがある。ゼンショー・すき家裁判でアルバイトの権利を守って勝訴的和解にもちこんだり、たのもしい感がある。」 「首都圏青年ユニオンは、一般労組で規模も違う。しかし、私たちの組合のように、財政的に苦しい点は変わらない。」 「それは、現在の多くの企業外組合だけでなく、アワプラやIWJなど、良心的なネットメディアや市民団体などに共通する、構造的な問題だ。」 「311以降、市民ネットメディアが活躍している。特にIWJなどは、数々の活動やアクションを隅から隅まで記録し、ネット上で膨大なアーカイブを作っている。組合事務所内だけでとどまってしまうと、その情報が外・一般市民に流れない気がする。IWJなどと提携し、広く発信するのもひとつの方法ではないか。」 「(30歳代から)映産労や映演共闘など、フリーの組合の人を見ていると、企業内組合にいる自分はいろいろ考えてしまう。これでいいのかとも思うし、このままでもよいのだとも思い、答えが見つからない。」 「(50歳代から)いろいろな考え方があってよいのではないか?個人的には、様々な人の異なる考え方をそれぞれ尊重しあえるような社会が理想だと考えている。ひとつの考え方を押し付けるのも、押し付けられるのも嫌い。」 「(70歳代から)反原連の反原発抗議などで、組合旗を使用してはいけないというのが、どうも納得できない」 「(50歳代から)いや、私は理解できる。今、一般の人たちの労働組合への拒否反応は相当あるとおもう。産業革命や資本主義化以降、ヨーロッパや日本など、過去の労働組合の成り立ちなど、歴史を知らない人がほとんどで、どこでも教えてもらっていない。」 「(50歳代から)反原連のデモが、シングルイシュー方式をとっていて、反原発以外ののぼりやプラカード、団体旗をおろすように言っているのは、そういう固有の組織・団体が参加していると、一般の人はデモや抗議に参加しづらくなる。反原連はそこを配慮しているのだ。」 「(30歳代から)しかし、いざ、自分が困ると、労働組合にかけこんでくる。日頃は否定的なのに。勝手でないか?」 「(50歳代から)企業内組合であっても、日頃は、組合に近寄りたくはないという気持ちもわかる。」 「昨年のメーデーでデモ行進していたら、沿道で見ていた一般の家族連れが、「参加してもいいですか?」と声をかけてきた。」 「それはいい話だ。たぶん、311以降、市民のデモや抗議が当たり前になり、一般の人も以前よりデモ慣れしていると思うし、内心参加したいと思う人はほかにもいるはず。それを特にメーデーなどは、メディアも報道しないし、親も学校も教えない。だから、参加方法=誰でも自由に参加できるということさえ、わからないだけなのだとおもう。」 ※そのほかにも、アニメ制作や舞台美術制作など、「ものづくり」の現場で働く人同士、酒を交えて交流会の席上、技術論やものづくり論、作品論、映画や演劇の話題、お互いの組合事情の話、申し入れを受けた各局の対応の感想など、縦横無尽に話が絶えませんでした。 話の中で、何十年も一緒に申し入れ行動を行なっている、テレビのバラエティ・ドラマ、演劇、映画などの舞台美術制作の仕事というのは、オーダー通りに大量に作り、一部は倉庫に保管するが、ほとんどは破棄。発注も遅く、単価も安い。様々な点でアニメと共通していると再認識しました。 ※今回の申し入れ行動に同席して感じたことは、311の原発事故以降、特に大切なことのひとつですが、情報を内外に対してオープンにし、多くの人が情報を共有できるようにすること、日本には自主規制やタブー、恥や家(うち)の意識が根強いのですが、疑問点については、躊躇せず、公の場で解決する方向を指し示す必要性がある、の2点です。 しかし、例えば仮に、市民ネットメディアのカメラをこの交渉の席に入れて、一般に発信してみたらどうなるだろう、と一瞬想像したのですが、、しかしそうなったら、局側は交渉を受け入れず、長年の活動も無かったことにもなりかねない危うさも伴っています。なので、慎重さとバランス感覚(しかしいずれも民主主義の原則に立脚した)も必要でもあると感じました。 (以上。文責:映産労アニメ点在有志+アニメ・レポート編集部) (資料編につづく)
by anirepo
| 2013-03-07 12:23
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