サザエさんデジタル制作に セル画アニメ姿消す
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092701000609.html
透明シートに登場人物などを描いた「セル画」を使って制作を続けていたテレビアニメ「サザエさん」(フジテレビ系)が10月からデジタル制作に完全移行することが、27日分かった。
日本動画協会によると、テレビで放送されているアニメでセル画を使って制作しているのは「サザエさん」が唯一とみられ、日本のアニメ発展を支えたセル画がテレビから姿を消すことになる。
テレビアニメでは長らく登場人物を描いたセル画を背景画に重ねて1こまずつ撮影する手法が用いられてきたが、1990年代後半からコンピューターによるデジタル制作が中心に。「ドラえもん」は2002年にデジタルに移行した。(記事引用)
(補足)
エイケンの事情にくわしい人の証言によると、今回、デジタル化に移行したのは、エイケンを買収したアサツーDK(ディー・ケイ)の意向によるものだという。アサツーでは、実際にエイケンを買っては見たものの、「儲からない」ことがわかり、コストカットを始めたとのこと。デジタル化は現場では8月に移行。従来のフィルム撮影を担当していたカメラマンチームには、会社から少数の(人数分はない)パソコンが割り当てられ、デジタル撮影が出来ない場合は、結果的に退職においこまれるという。エイケンの前身・TCJ動画センターからの在籍スタッフは現在たった3人にまで減少した。ちなみにアサツーDKは、妖怪人間ベム・黄金バットなどの原作権を持ち、プリキュア、ドラえもん、クレヨンしんちゃんなど有名アニメを製作する一方、原発事故以降、ツイッターの原発関連の「言論監視事業」を、国から巨額の事業費を得て請け負っている。(文責・ア点)