練馬区教育委員会が後援を拒否したアニメーション映画「うしろの正面だあれ」は、後援拒否を朝日新聞が報じたことなどもあり、上映会当日は900人もの観客が来場したという。
以下、NPO法人アニメーションミュージアムの会・会報(NO161 2015.6. 1)より抜粋。
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「私たちは主人公と同世代の子どもたちにも多く見ていただきたいと思いました。そのために教育委員会に後援を求めたのですが、委員会は「ねりま9 条の会」が共催しているという理由で後援を拒否されました。そのため、学校等での広報が思うようにできず、試写会でも子どもたちの参加があまりない状態で迎えた当日でした。ところが当日は900名を超える来場者。子ども連れの御参加も多く来ていただきました。中には当日新聞を見て観に来たという方も。」
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朝日新聞の記事:
地元「九条の会」共催なので…練馬区、上映会後援断る 4/29
http://digital.asahi.com/articles/ASH4X5HPQH4XUTIL02Q.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH4X5HPQH4XUTIL02Q
「(5月)29日に上映される東京大空襲前後の下町を舞台とした映画の後援を、東京都練馬区教委が断っている。戦争の永久放棄を掲げる日本国憲法を守ろうと活動する区民団体「ねりま九条の会」が共催しているからだという。」
「2014年の都知事選で弁護士の宇都宮健児さんを支援したことなどを挙げ、「特定の主義主張をもって政治的活動を行う団体への承認は教育委員会の政治的中立性を損なう」として断ったという。」
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