セルアニメのデジタル制作の工程図と職能
日本のセルアニメーションの制作工程が、デジタル方式に本格的に移行するのが1997年以降からです。その導入で、塩化ビニール製のセルとフィルムが不用途なり、製作現場の様相一変してしまいました。脚本、コンテ、原画、動画まではたいした変化がないのですが、着色から撮影編集までが全てデジタル処理となってしまいました。
その製作工程を図で示すと次のようになります。

図はクリックすると拡大し見やすくなります。
フイルム時代の製作工程に当てはめると次の図のようになります。
図の見方
◎作業の一部がデジタル化した部分をグリーンで注釈を入れました。
◎作業の全てがデジタル処理となった部分をブルーにました。
◎デジタル化で不要となったしまった部分を赤にしました。
◎デジタル化で、増えた作業工程を囲み文字としました。
図は、クリックすると拡大し見やすくなります。
各プロダクションで、方式が若干のちがいがありますが、大筋こんな状態です。

★以上です。デジタル制作になったことでの利点と問題点は、次のページに。