「業界大もうけなのに アニメーターポイ捨て」2004/8/30付 しんぶん赤旗
図:アニメーション市場 (株:メディア開発綜研作成)
「10年余りで売上倍増」
・アニメ産業ではアニメーターの最低生活が保障されていないのに、アニメのゲーム化権や商品化権などの版権を持つテレビ局や大手製作プロダクションが大もうけ。
・2002年の映画やビデオの売り上げは2135億円で、1990年の倍に成長(グラフ)
・日本製アニメのアメリカでの市場規模は、2002年で43億5931万ドル 約5200億円(日本貿易振興会調べ)
・日本からアメリカに輸出した鉄鋼製品額の3倍以上となり、日本経済を支えるお金を生み出している。
・アニメーターが描く動画1枚単価は160円~200円。原画は1枚(*正しくは1カット)3000円。動画は経験がある人でも月300枚から500枚を描くのが精一杯。アニメーターの収入は月数万円から10万円がやっと。
・手間のかかる作業を、賃金の安い韓国、中国、フィリピンへ。東南アジアの動画単価は日本の半値以下。
・松下電器のほぼ100%出資でつくった「デゼル」(本社:東京都)が、韓国と中国の安い賃金で動画をつくらせたように、大企業がアニメを「21世紀の産業」と大もうけを狙っている。
#日本共産党