徴兵制復活へ 仏大統領表明 18~21歳の男女対象 1月20日
「フランスのマクロン大統領は、15年以上前に廃止された徴兵制度を復活させる考えを示し「相次ぐテロの脅威に備えるためなどとして18歳から21歳の男女に対し、1か月間の兵役という形で導入を目指す。すべての国民を対象にした徴兵制度に向けて取り組み、実現させる」と述べ、2002年に廃止となった徴兵制度を復活させる考えを示した。マクロン大統領は、去年の大統領選挙で、相次ぐテロの脅威に備えるためや国民の団結を強めるためだとして18歳から21歳の男女に対し、軍による訓練を中心とした1か月間の兵役の義務化を公約に掲げていた」
「【パリ共同】フランスのマクロン大統領は同国南部の軍港都市トゥーロンで19日、約1500人の軍人を前に演説し、昨年の大統領選で公約の一つに掲げた「徴兵制度の復活」に関して「実現に向け、関係省庁と調整を重ねる」と述べ、意欲を示した。報道によると、18~21歳の男女に1カ月間、軍関連のボランティア活動などを義務付ける構想とされる。
フランスはシラク大統領時代の1997年から徴兵制度を段階的に廃止した。
2015年11月のパリ同時多発テロ後、約2年間続いた非常事態宣言の下で実施された昨年の大統領選では、治安回復が争点となった。」